就職・転職に使える資格を紹介【土木施工管理技士】 | 土木・建築の仕事との出会いを提供するメディア - アイゾメ
資格
作成日:2021.12.07 更新日:2021/12/03

就職・転職に使える資格を紹介【土木施工管理技士】

土木施工管理技士とは

土木施工管理技士の役割は、河川、道路、湾港、鉄道などの土木工事において、施工管理を行なうことです。具体的には、土木工事の施工計画の作成、作業工程の管理、安全やコスト、品質の管理や用地の確保や役所の手続きなど、非常に幅広い仕事を任されるのが土木施工管理技士の特徴です。

この資格を持っていると、主任技術者や監理技術者といった現場の責任者として第一線で活躍でき、やりがいのある仕事につながると言えるでしょう。

土木施工管理技士の資格の種類は?

国家資格である土木施工管理技士の資格には、「1級」と「2級」の2種類があります。1級は「監理技術者」として、2級は作業工程ごとの責任者である「主任技術者」として活躍することができます。

2級

土木、鋼構造物塗装、薬液注入の3種類があります。
2級の資格を取得すると、工事の金額や規模に関係なく、すべての現場に配置が必要な主任技術者になることができます。

1級

1級を取得すると、監理技術者として土木工事全般の管理を行なうことが可能です。
工事の請負代金が4,000万円以上の場合、監理技術者を管理者として配置する必要があります。2級よりも大きな規模の工事を管理できるのが、1級の資格です。

1級と2級では、受験資格が異なります。最終学歴(大学、高等専門学校、高校など)や卒業した学科が指定学科かどうかで求められる年数は変わりますが、どちらの資格も一定の実務経験が必要です。
たとえば2級の場合、「大学の指定学科を卒業後1年以上の実務経験」「短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科を卒業後2年以上の実務経験」といったように、条件が細かく定められています。

土木施工管理技士の資格取得は、土木業界の企業へ就職し、土木技術者として経験を積んでから挑戦することが一般的です。

土木施工管理技士の資格を活かして働く

人材不足が叫ばれる建築業界において、土木工事現場の管理ができる土木施工管理技士の資格者を求める企業は多いといえます。土木会社や土木工事を手掛ける建設会社のほか、大手ゼネコン、ディベロッパー、技術者採用の公務員など、資格を取得することで選択できる就職先の幅が広がります。

まとめ

土木工事に必要不可欠な資格である土木施工管理技士。建設ラッシュが続く昨今において資格保有者のニーズは非常に高く、今後も安定した需要が見込める仕事です。仕事の幅を広げたい人や、転職にチャレンジしたい人にもおすすめの資格です。

JOB SEARCH 土木・建築の仕事を探す