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ノウハウ
作成日:2022.04.21 更新日:2022/04/19

管工事とは?仕事内容を紹介

管工事の仕事内容

管工事とは、建物内に水やガス、水蒸気などを送るための管を設置したり、冷暖房や空調といった設備を取り付けたりする工事です。建物内の環境を快適に保つために必要不可欠な工事で、人々のライフラインを支えてくれています。

管工事にはさまざまな種類があるので、代表的な工事をいくつか紹介します。

▶︎ ガス配管工事

ガスを通す管を設置する工事のことをガス配管工事といいます。生活の中で多く使われているガスには都市ガスとプロパンガスがあり、ガスの種類によって工事内容も異なります。配管に不備があるとガス漏れなどの危険性があるため、特に品質の担保や安全性が求められる工事です。

▶︎ 水道配管工事

水道配管工事とは、屋内で水道が使えるようにするための工事です。工事内容は、給水管引き込み工事・屋内配管工事・下水道排水設備工事の3つに分かれ、すべての工程が完了することで水道が利用できるようになります。

▶︎ 空調設備工事

空調設備工事とは、空調設備の取り付けやメンテナンスを行なう工事です。冷暖房設備は温度を調節できるのに対し、空調設備は温度だけでなく湿度や気流も整えられるので、より快適な室内環境を維持することができます。

▶︎ ダクト工事

ダクト工事とは、空気の通り道となる配管(ダクト)を設置する工事です。室内の空気を循環させる役割があり、人々が快適に生活する上で欠かせません。室内の温度や湿度、気流を把握し、適切な位置に配管することが重要です。

管工事をするために必要なこと・資格

管工事を行なう上で資格の取得は必須ではありませんが、国家資格である配管技能士や管工事施工管理技士といった資格を取るとキャリアアップにつながります。

特に管工事施工管理技士を取得すると、工事現場での設置が義務付けられている専任技術者や監理技術者を目指すことも可能です。学歴や実務経験のみで専任技術者を目指すには3〜10年かかるため、早いうちに資格を取得することをおすすめします。

管工事の将来性は?

水道やガス、空調などの管工事は、住居だけでなく商業施設や公共施設など、あらゆる建築物において行なわれています。建物内の環境を快適に保つために欠かせない工事なので、将来的にも需要のある職業だといえるでしょう。

なかでも、専門性の高い管工事施工管理技士といった資格を取得すると、昇給や資格手当が期待できるほか、転職時にも優遇されることが多いです。資格の取得しつつ多くの現場で経験を重ねることで、幅広く活躍できるでしょう。

管工事に向いている人

最後に、管工事に向いている人の特徴を紹介します。

ものづくりが好きな人

管工事では、さまざまな形状の管を組み合わせたり加工したりする工程があるので、ものづくりが好きな人に向いています。建物によって施工の仕方が変わるという点も魅力に感じられるでしょう。

細かい作業が苦にならない人

建物の外観からは見えなくなりますが、管工事は人々のライフラインを支える重要なものです。少しでも配管に不備があると重大な事故につながることもあります。細部まで丁寧な仕事が求められるので、コツコツと作業ができる人は配管工に適しています。

臨機応変に対応できる人

管工事は現場によって施工の仕方が異なるため、考える力が必要です。困難な場面でも解決策を提案し、臨機応変に対応できる人は現場で重宝されます。最初は仕事を覚えるだけで精一杯でも、さまざまな現場を経験することで判断力や対応力を身につけていくことができるでしょう。

まとめ

管工事の仕事内容や役立つ資格などを紹介しました。インフラに携わる管工事は将来的に見ても需要が高く、人々の生活を支える大切な工事です。少しでも興味を持った方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

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