外壁工事とは?仕事内容を紹介 | 土木・建築の仕事との出会いを提供するメディア - アイゾメ
ノウハウ
作成日:2021.09.27

外壁工事とは?仕事内容を紹介

外壁工事はどんな仕事?

外壁工事とは、建物の外側の壁に関する工事のこと。外壁は、雨水や紫外線からの刺激を受けて日々劣化します。そのため、建物の耐久性・外観を保つためにも、外壁のメンテナンスをする必要があるのです。

外壁工事には、屋根や外壁を塗り替える塗り替え工事、既存の外壁の上から新しい外壁を張り付ける重ね張り工事(カバー工法)、既存の外壁を撤去して新しい外壁を張り付ける張り替え工事、外壁の部分的な劣化を補修する補修工事があります。

塗り替え工事で行なわれる塗装には下塗り・中塗り・上塗りという3つの工程があり、下塗りは塗料のノリを良くするため、中塗りは塗料の発色を均一に、最後に上塗りをして仕上げます。美しい外壁に仕上げるためには、どの工程も欠かせません。

給料、働く環境をチェック

経験によって変わりますが、外壁工事の平均日給は9,994円、平均月給は238,033円です。
(※)経験やスキルが昇給に大きく影響するようです。

(※)集計期間2021年2月〜2021年7月<マイナビバイト調べ>

一般的に、外壁工事の仕事は朝の朝礼から始まります。現場到着後、打ち合わせをしてから作業を開始。休憩を挟みながら夕方まで作業をし、1日の仕事は終了です。

外壁の色や表面を確認しながら作業をするので、明るいうちに撤収することがほとんど。そのため、残業は比較的少ない職業だといえます。

また、塗り替え工事の場合、気温や湿度によって仕上がりが大きく変わるため、直前に作業が中止になることもあります。外壁塗装工は、気候によりスケジュールが変わりやすい職業でもあるのです。

外壁塗装工になるには?

外壁塗装工は未経験でも挑戦できる職業です。実際に、中学や高校を卒業してすぐに外壁塗装工として働く人も多くいます。実務経験を積みながら技術を磨くことができる仕事です。

働くうえで役に立つ資格として、一級塗装技術士があります。塗装の技術や知識を証明できる国家資格であり、会社によっては資格手当などの優遇も期待できます。

また、足場の組立て等作業主任者という資格もあります。この資格は、高さ5m以上の足場を設置する際に必須となる資格なので、持っておくと重宝される資格です。

外壁塗装工の将来は?

昔と比べてマイホームを建てる人が減少し、新築工事自体が少なくなっている傾向があります。しかし、代わりに中古住宅や古民家に住む人が増えたため、リフォームやリノベーションといった分野での外壁塗装工の活躍が広がっています。

また、新型コロナウイルスの影響で、対ウイルス効果のある塗料が注目され、外壁工事の需要が拡大しています。社会や環境の変化がある中でも、外壁塗装工は常に必要とされるでしょう。

外壁塗装工が向いている人

塗装には3つの工程があり、それぞれの工程でムラなく塗装しなければならないため、集中して作業することが好きな人に向いている仕事です。

また、外壁塗装工は住宅街での作業になるため、近隣への配慮が特に必要な仕事でもあります。工事前の挨拶回りや工事中の会話など、マナーを守り気配りができると信頼にも繋がるでしょう。

人々の快適な暮らしを支えることはもちろん、建物の外観にも大きく影響を与える外壁工事。自分の仕事が目に見えて分かる、やりがいのある仕事です。

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