解体工事とは?仕事内容を紹介 | 土木・建築の仕事との出会いを提供するメディア - アイゾメ
ノウハウ
作成日:2021.06.21 更新日:2021/06/28

解体工事とは?仕事内容を紹介

解体工事はどんな仕事?

解体工事は、現場の最前線に立つ作業員が重要な役割を果たします。まずは廃材を分別するために、手作業で解体を開始。その後、重機械で屋根や壁、柱などを撤去し、廃材をトラックに乗せ、残った土に問題がなければその場を整えて作業員の役割は終了です。

他にも、足場を組み立てる人、大型車両を運転する人、現場の責任者などがいて、多人数で協力しながら作業を進めます。

給料、働く環境をチェック

解体作業員の平均日給は11,530円(※)です。

収入アップのためには、「車両系建設機械(解体用)の運転」などの技術資格が必要です。資格取得のサポートをしてくれる会社もあるので、未経験からはじめた方でも収入アップを目指せます。

外で作業をするため、雨が降った日は作業ができません。しかし工事期間は決まっているので、休みになった分、土日に出勤して遅れを取り戻すこともあります。土日に出勤した分、閑散期にまとめて休める会社もあるので、勤務条件を事前にしっかりと確認しましょう。

(※)集計期間2020年9月〜2021年3月<マイナビバイト調べ>

解体工になるには?
将来は独立、会社設立も可能

解体工は未経験OK、将来的に独立も可能な職種です。仕事に慣れて見習いから職人へ、職人から現場監督へとステップアップすると独立も視野に入れることができます。

独立して開業をする際は、「建設業許可」をもらうか「解体工事業登録」をしなければいけません。(※)主な違いは「請け負える工事金額」です。建設業許可は制限がなく、解体工事業登録の場合は税込500万円未満の工事のみ可能となります。

この許可がないと解体工事ができないので、独立を考えている方は注意が必要です。

また、「解体工事登録」を受けるにも1・2級建築士や1・2級土木施行管理技士などの資格に合格し、技術管理者として選任されることが求められます。

解体工が向いている人

解体工が向いているのは、身体を動かすことが好きで最後まで根気よく業務に向き合える人。また、良い人間関係を築ける方や臨機応変に対応できる方は活躍できるでしょう。

会社によっては、商業施設や公共施設まで幅広く手がけることも。現場や建築材料に合わせた多様な重機を使用するので、「幼い頃から重機を見るのが好きだった」という人にも向いています。免許を取得すれば、操縦できる重機の種類の幅が広がるのも魅力のひとつです。

多くの人が一度は工事現場を見たことがある解体工事業。建物の最後に欠かせない解体工は、これからの解体ラッシュに向けて注目されている職業です。

 

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