外装工事業とは?仕事内容を紹介 | 土木・建築の仕事との出会いを提供するメディア - アイゾメ
ノウハウ
作成日:2021.06.21 更新日:2021/06/28

外装工事業とは?仕事内容を紹介

外装工事の種類

外装工事とは、建物の外側の壁(外壁)を仕上げる工事のことを指し、その作業内容は多岐にわたります。

【外装工事の主要作業】

吹付仕上げ 専用のスプレーで塗料を外壁に吹き付ける仕上げ。仕上げ材にはタイル、リシン、スタッコなどがあります。
左官仕上げ コテなどを使って手作業で行なう仕上げ。デザインの幅が広がるのが特徴です。
サイディング工事 羽目板、下見板と呼ばれる板を現場で貼り合わせ、外壁に仕上げる工事です。

ほかには、建物を守るために行なう「防水工事」「カバー工事」「張り替え工事」などの工事もありますが、最も想像しやすいのは、ペンキなどの塗料を使い、住宅や建物に塗装をする「塗装工事」ではないでしょうか?

塗装工事には、上記でご紹介した「吹付仕上げ」「左官仕上げ」のほかに、「コンクリート工事」「石工事 / タイル工事」といった作業が含まれます。

外装工事はどんな仕事?

耐久性がある特殊な塗料を使い、建物をコーティングする「外装工事」は、建物をつくる上でなくてはならない仕事です。

外装工事を行なう目的は2つ。耐久性・防水性・透湿性を向上させること、断熱・遮熱効果を発揮すること。美しい見た目を維持するためだけでなく、雨風や紫外線、湿気、熱などから守るためにも重要な工程です。

たとえ内装がどれだけ素敵でも、建物を守る外装工事がきちんと行なわれていなければ、長く、快適に過ごせる建物にはなりません。

給料、働く環境をチェック

外装工の給料は、年齢や経験年数によって大きく変動するのが特徴です。また、外装工事は現場での力仕事が主になるため、60歳を超えると月収が下がる傾向にあります。そんな外装工の平均日給は12,244円(※)となっています。
(※)集計期間2020年9月〜2021年3月<マイナビバイト調べ>

外装工の1日のスケジュールは、8時頃に出社し、18時頃に撤収するのが一般的(※)です。雨風や気温、湿気などが外装の仕上がりに影響するため、天候によっては急に仕事が休みになることもあります。

(※)現場の工期や作業内容によって異なります

外装工になるには?将来は独立も?

外装工の仕事は、建築や工事が未経験の人でも応募できる求人が多い傾向です。働くにあたり特別な資格も不要なので、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。

外装工事に関する資格といえば、国家資格の「塗装技能士」が有名です。

ただし、塗装に関する技術や知識を認定する資格となるので、取得するためには実務経験が必要。勤続年数を重ね、部下を指導をする立場になることで年収が上がる傾向にあるため、まずは現場で経験を積むのがおすすめです。

また、10年ほど経験を積めば独立の道も考えられます。その場合には塗装技能士の資格を取得したうえで、「足場の組み立て等作業主任者技能講習」「有機溶剤作業主任者技能講習」といった講習を受けておくと、顧客からの信頼につながります。

外装工が向いている人

外装工事では、建物がうつくしい見た目に仕上がるようにするための技術力が求められます。手先が器用で細かい作業が苦にならない人にはぴったりな仕事です。

また、美的センスが問われるため、絵を描くのが好きな人はもちろん、「自分の手でいちから何かを作り上げたい」という想いが強い人にも向いています。

外装工は、外観を良くするだけでなく、建物自体の耐久性も高める重要な仕事です。施工主や現場監督、作業員から感謝される機会も多く、魅力的な職業と言えるでしょう。

 

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