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ノウハウ
作成日:2021.06.21 更新日:2022/06/16

基礎工事とは? 仕事内容を紹介

基礎工はどんな仕事?

基礎工事とは、建物と地面のパイプとなる土台をつくる仕事。物事の始まりは、まず「基礎」から。完成した建物が頑丈に仕上がるか否かは、基礎工の腕によって左右されるといっても過言ではありません。

基礎工事の種類

まずは、工事をする土地の地盤調査からはじめます。地盤の状態、どんな建物を建てたいかによって基礎工事の種類が変わるのです。

基礎工事の種類は、大きく分けて2つ。地盤が弱いときは杭基礎、しっかりと固い地盤には直接基礎の工事を行ないます。

直接基礎にはベタ基礎、布基礎、独立基礎が含まれますが、建物の用途など、場面に合わせて最適な工事方法を選択しています。

給料、働く環境をチェック

基礎工事の平均日給は11,866円(※)です。
(※)集計期間は2020年9月~2021年3月<マイナビ調べ>

収入をアップさせるためには、「土木施工管理技士」や「建築施工管理技士」などの資格や免許の取得が必要。

資格を取得すると、年齢が若くても現場の指揮をとれるので、キャリアアップがしやすい環境といえるでしょう。

雨が降った日は、進められない工事もあります。雨が降り続いた場合は、納期に間に合わせるために土日関係なく出勤することもありますが、その分の休みは閑散期にまとめて取れる会社も多いようです。

会社によって勤務条件は変わるので、事前にチェックしておきましょう。

基礎工事業は未経験OK? 将来は独立も

基礎工事業は、簡単な作業から徐々に経験を積み、資格を取得することで現場の中心で活躍できます。

未経験者でも挑戦できる仕事ではありますが、実務経験を積んでから取得できる民間資格は「基礎施工士」です。

実務経験として必要な期間には幅がありますが、最短で大学の指定学科を卒業してから1年6ヶ月以上、最長で中学校の卒業後8年以上となります。

試験に合格すると、基礎工事の「場所打ちコンクリート杭工事」に関する技能を有していると認定されるので、取得しておけば正しい知識を持っていることの証明となります。

また、履歴書上に「基礎施工士検定試験 合格」と記載できるため、ほかの応募者と大きな差をつけることができるでしょう。

職務経験を積んで一人前の職人となり、管理者のポジションについた後は独立も考えられます。1人親方として働く場合は、一軒家の基礎工事をメインにしている方が多いのが特徴です。

「基礎工事業」が向いている人

基礎工事業は、建物の安全性に大きく関わる重要な仕事。少しでも手を抜いたり、雑な仕事をすると、良くない結果を招く可能性があります。そうならないためにも、強い責任感を持って仕事に取り組めるのは、基礎工として働く必須条件といえるでしょう。

また、繁忙期には、集中力を絶やさない体力が必要です。さらに、いつも以上に注意深くまわりを見たり、コミュニケーションを取ったりすることも大切。大きな仕事にプレッシャーを感じるかもしれませんが、プレッシャーを逆手に取り、パフォーマンスに活かそうと考えられるポジティブな人も、基礎工に向いています。

基礎工は、建物の安全性を確保するために必要な職業です。そのため、他の仕事より大きな責任、プレッシャーがかかりますが、工事を終えたときの達成感も強く感じられるでしょう。

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